台風一過に思うこと。
やれやれ・・・
今回の台風は大阪を直撃しましたね。
ふだんは穏やかな気候に恵まれている方だと思うこの地域でも、怖いと感じるくらいの猛烈な風が吹き荒れました。
ガラスも割れるんじゃないかと思うほどの強風がベランダ側の窓を何度も直撃し、カーテンを閉めてその部屋から「出なきゃ!」と思う位の荒れようでした。
数時間が経って、外に出てみると神社の大木が何本も折れ、その一部が道路を半分塞いでいました。
我が家の屋根瓦も数枚吹き飛ばされ、ベランダの屋根も吹き飛ばされ、窓の外枠も歪んでいます。
本当に今までの台風の規模と全然ちがうなぁと改めて思ったわけですが・・・
私の中で驚きだったのは停電が予想よりも長引いたということでしょうか。
地震も台風も何度も経験してきたせいか、「電気は水道やガスよりも回復が早い」と思い込んでいた自分がいて、
(そもそも台風で停電なんて子供の頃以来です)、すっぽりと「電気が使えない」という危機感が抜け落ちていました。
なので、停電になった後も「すぐに復旧するだろう」と思っていました。
念のため明るいうちに外の片づけや買い出しも済ませましたが、それでも夜には何とかなるんじゃないかと漫然と思っていました。
「すぐ復旧する」と思い込んでいたもうひとつの理由として、ほんの1キロ先の町はすでに電気がついていたからなのですが、、、
ところが夜になっても全く電気が復旧されません。
うーん、おかしいなぁと思いつつ夜を迎え、懐中電灯やロウソクの明かりの中、夕飯を済ませました。
ロウソクなんて娘たちがまだ幼かったころの誕生日ケーキ以来です。笑
でも意外と明るいんですよね☆ロウソクの明かりも。
色々と余裕のある時だったらこういう雰囲気も楽しめるんですけど、2日後には受験に関わる大事な試験を控えている受験生を持っている身としては、「それどころじゃない・・・(-_-;)」
待てど暮らせど一向に復旧しない電気を待つのも疲れてきて、結局家族皆で夜8時に寝ました。
こうやって非日常な世界に放り込まれて感じるのは、やはり電気エネルギーに頼り切って生活している日常のこと。
仕事も勉強も家族との連絡でさえも、電気がなければままならないのです。(電話がつながらん!と焦った故郷の母から夫の実家経由で連絡が回ってきました。母がわたしの新しいスマホの番号を失念していたようです)掃除も洗濯も情報収集もほぼ電気でまかなっているんですね。
スマホも携帯もパソコンもあって便利だけれどそれも安定的な電気の供給があるからこそ思うように使えるのであって、元を断たれれば電池残量を気にしながらの戦いになるわけです。
一時的にそれを凌ぐための機器はそれなりにありますが、長引けばそれだけストレスも溜まりますしね。。。
便利なものに囲まれている分、それを失うしんどさもあるんですよね。
いかに自分たちが電気エネルギーの恩恵に浴しながら生きているのかを改めて思い知らされました。
翌日の朝8時半過ぎ、無事に電気が復旧しました。関西電力の皆様ありがとうございました。
失って初めてわかる日常のありがたさです。
昨日も今日も、あちらこちらで「関電」の皆さんが必死で頑張ってくれています。
そして続いての北海道地震。
こちらはすべてが根こそぎひっくり返される地震での災害ですから、停電どころの話ではないですね。。。
少しでも犠牲者の方が少なくて済むようにと願わずにはいられません。
日本全体が満身創痍の状態ですが、落ち着いて歩んでいきましょう。